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最近何かと話題のトコジラミ😥

トコジラミはかつて「南京虫」とも呼ばれていました。トコジラミは普段ダンボールや家具の隙間などに隠れています。夜中に這い出てくる吸血虫です。

かまれた場合はアレルギー反応が起こり、激しいかゆみが生じます。発熱を起こす場合もあります。傷口はなかなか消えず、かまれた日から2週間以上は跡が残ります。

一般的なトコジラミの体長は5~8ミリ程度で目視できます。体の色は褐色です。

25℃くらいの暖かく暗い場所を好み、ベッドや壁などの隙間に生息していることが多いです。

近年旅行者が増え、ホテルなどの滞在地で爆発的に増加しており、たびたびニュースに取り上げられます。

トコジラミの生息場所

トコジラミは「隙間」に生息する習慣があります。

具体的には、家具のカーペット、床や壁の継ぎ目、畳のへり、ブラインドやカーテンのほか衣類や鞄、コンセントプレートの中、書類などの隙間に生息。

暗くて温かい場所を好むため、枕カバーの中や折り込みの間、ベッドシーツのシートの縫い目などにも注意が必要です。

〇トコジラミをみつけるためには

トコジラミが潜む場所には、血糞(黒いゴマのようなもの)や卵、死骸等が見つかるようになります。

昼間は隙間に潜んでいるため、とくに数が少ないうちは発見が難しいですが、上記であげたような暗い隙間に、糞による黒いシミがないか確認してみましょう。

〇トコジラミの活動時期

8~9月など夏ごろを中心に活動が活発になりますが、暖房がついていれば冬の間も活動するため、ホテルなどの宿泊施設では1年中被害が発生します。

15℃の温度下では産卵や孵化までの日数が延び、孵化率は低下しますが、増殖は可能であることが確認されています。

〇トコジラミの発生原因

トコジラミは翅(はね)を持っていないため、飛んで移動することはありません。

そのため、トコジラミは海外からの旅行客の荷物などに潜り込んで、滞在先のホテルや旅館などに持ち込まれたと考えられています。

その他、海外旅行に行った人の荷物に紛れ込んだトコジラミが自宅に持ち込まれ、繁殖につながるケースもあります。

トコジラミに吸血されたときの対処法

トコジラミに吸血され痒みが出たら、抗ヒスタミンの外用薬を患部に塗布します。

アレルギーによる反応なので、すぐにかゆくなる人と、1~3日してからかゆくなる人がいます。

かゆみがひどい場合はトコジラミに吸血された旨を伝え、皮膚科を受信しましょう。

トコジラミを駆除する方法

トコジラミを発見したら、すぐに駆除しましょう。そのまま放置すればトコジラミはどんどん増加し続け、被害が拡大します。

トコジラミは一般的な殺虫剤が効きにくいため、専用の殺虫剤を使って「自分で駆除するか」か、「駆除専門の事業者に依頼するか」の2通りの駆除方法があります。

〇自分で駆除する

自分でできるトコジラミの駆除方法としては、殺虫剤を使用した方法が一番簡単で効果的です。
有効成分がプロポクスルまたはメトキサジアゾンの殺虫剤が効果があります。
害虫駆除用のピレスロイド剤が入っている殺虫剤は効果がありません。

おすすめのトコジラミ駆除剤①:トコジラミ ゴキブリ アース

おすすめのトコジラミ駆除剤②:スミスリン粉剤

おすすめのトコジラミ駆除剤③:ゴキジェットプロ

トコジラミを自分で駆除する手順

【準備するもの】

  • トコジラミに効果のあるエアゾールタイプの殺虫剤
  • 掃除機
  • ゴミ袋1枚
  1.  直接トコジラミに殺虫剤を噴射するトコジラミを目視できたら、トコジラミに向かって直接1〜2秒程度噴射します。隙間に逃げた場合は隙間に向かって1〜2秒噴射します。
  2.  トコジラミを掃除機で吸い取る死骸を掃除機で吸い取ります。生きていたら繁殖する可能性があるため、すぐに掃除機からゴミ袋に出して密閉しましょう。

布団やカーペットでトコジラミを発見した時の駆除方法

布団やカーペット、ソファカバーなど、洗えるものに付着している場合は、以下のように駆除しましょう。
なお、動かせないベッド周辺やソファ周辺にも潜んでいる可能性があるため、徹底的に探します。

【用意するもの】

  • 大きなビニール袋1枚
  • 殺虫剤
  1. 布団やカーペット、ソファカバーなどを袋に入れる
  2. 袋の口を閉じ、隙間から殺虫剤を投入し、袋を密閉して10回ほど振る
  3. 5分ほど置いたあと、袋から出して洗濯する

袋から洗濯機に移す際、殺虫剤を吸い込まないよう注意してください。

トコジラミは加熱駆除も効果あり

トコジラミは熱に弱く50℃×1分で死滅します。
油汚れなどを落とす高温スチームでの駆除(60℃で10分以上)も効果があります。
対象範囲に熱を当て駆除しましょう。
衣類や布類は、熱湯洗濯(80℃程度で5分)すると良いでしょう。
ただし、デリケート素材の服や壁紙など熱に弱い素材には向きません。
事前に熱駆除できる素材や機材かどうか確認してから行いましょう。

〇駆除専門の事業者に依頼する

家の中のトコジラミを全滅させるのは難しいため、本格的な駆除は専門の事業者に頼むことをおすすめします。

専門事業者は、被害を受けた部屋周辺を調査し、薬剤で駆除します。
さらに再発防止策にも対応します。

作業日から一定の期間、保証がある事業者もあります。

自治体によっては、病院・診療所・薬局・福祉事業所や保育所など、トコジラミ駆除費用を補助する制度があります。詳しくはお住まいの自治体の公式サイトをご覧ください。

トコジラミに関してやその他についても、何かお困りのことがあれば、ぜひ創幸までご相談ください。

できることがあれば、なんでもいたします。

【参考文献:くらしのマーケットマガジン – 暮らしの「こまった」を解決するメディア (curama.jp)