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転倒予防!住宅につける手すりについて🏠

今日は住宅に設置する手すりについてお話ししたいと思います🌿

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お家に手すりをつけるとしたらどんな場所があるでしょう🤔

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廊下、階段、お風呂、トイレ、玄関などが思い浮かびますよね。

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手すりには転倒・転落を防いだり

歩行や動作を円滑にしたりという役割があります。

特に高齢になると筋力の低下や病気による麻痺などで

バランスを崩しやすかったり、

スムーズな歩行が難しくなることがありますが、

手すりにつかまることで足腰にかかる負担が分散され

バランスが取れたり、歩くことのサポートになります

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また、ベット🛏️から起き上がる、便座から立ち上がる、

浴槽をまたぐなどの日常的な動作も大きな負担となります。

手すりにつかまって体を支えることができれば体への負担も軽減されます

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今は介護保険の住宅改修助成金を利用して

要介護の人が快適に住める住宅改修を行うこともできますので、

手すり等の設置を考えているかたは是非、

お近くの市町村に問い合わせてみてください🏠

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🟢歩行補助手すり

階段 廊下 スロープなどの連続した長い手すりのこと。

🟢動作補助手すり

トイレ 浴室 玄関などの、立ち上がる・座るといった

動作を補助したりする際に使用する手すりのこと。

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手すりの断面は円状(直径28~32㎜)のものが基本となります

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新築ですと、既に設置されている物件も多々あります。

長く住むことを想定して建てる場合は、最初から手すりを付けていた方が

後から付けるよりも安心感だったり

金銭面などの負担も軽減されることでしょう。✨

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そしてだんだん年をとってくると、

室内を移動するとき無意識に何かにつかまっていたり

触っていたりする場所がきっと出てきます。

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こういった場所も手すりをつける適した場所だと考えられますので、

しっかりと安定した移動をする為には、手すりのこと、

ちょっと意識してみることをおススメします❗

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手すりを取り付ける位置は、基本的に使う方の腰(大腿骨大転子)の高さや、

腕を真っ直ぐ下したときの床から手首の高さに合わせるとされています。

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体の状態など個人差がありますので、

いろんな高さで試してみて、

使いやすい高さを確認して決めていきましょう😊

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段差に取り付ける場合は、降りを優先に考えます。

利き手もしくは機能の良い方に手すりを設置し,

片麻痺がある方は機能の良い方となります。

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〈設置場所 玄関〉

玄関には上がり框(かまち)という段差があります。

(マンションですと玄関から居室までフラットにしている設計もあります)

上がり框の脇に手すりがあると、

段差の昇り降りも安全に行うことができます。

(上がり框用の手すりもあり)

玄関の段差を昇りきったところ、

降り切ったところでちゃんと安定しているかどうかが大切です。

お年寄りだけではなく、障害をお持ちの方、後ろ向きで降りる方、

動作は人さまざまですので普段の動作や状態を確認しましょう。

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〈設置場所・階段〉

階段の場合、手すりをひっぱって昇る人もいれば、

押して昇るひともいます🙂

ひっぱり昇りの方であれば、一般的な位置より少し上に設置するほうが

使いやすいかと思います。

手すりの高さで注意したいのが、

位置が高いと段差を昇る際に体の中心が後方に移動してしまい、

後方へ転倒する可能性が高くなります。

肩の可動域を考慮しながら設置してください。

廊下や階段の手すりは、連続していることが大切です。

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〈設置場所・浴室〉🛁

浴室内は足元がすべりやすく、要所要所に手すりが必要となります。

目的別に分類すると、洗い場での立ち座りの動作、洗い場の移動、

浴槽への出入り、浴槽内での立ち座り用、戸の開閉が考えられます。

普段どう動いてどこに不安があるのか。

一連の流れと体の状態を把握してから設置するといいでしょう。

また、浴室では湯気でぼんやりとなり視界がみえにくくなりますので、

浴室の壁の色と違う色にすることをおススメします。

そしてユニットバスの側面ですと、

ビニールコーティングされた鋼板などでできているため、

高い防水性がある一方、壁面への横方向の加圧に弱く、

手すりの取り付けや、それに必要な下地補強も困難です。

手すりを取り付けることがわかっている場合や、

将来的に必要となる場合は、

もとから壁面を強化している製品を選ぶのが適切です。

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〈設置場所・トイレ〉🚽

トイレ動作を助ける手すりには、立ち座り用の縦手すり、

座位保持用の横手すり、双方の機能をあわせもつL型手すり、

体を囲むひじ掛け状の手すり、

車いすでの移動や介助のためのスペースを効果的に確保できる

可動式手すりなどがあります。

座る動作より立つ動作を中心に考え、

立ち上がるときに利き手側となる側面に手すりを取り付けます。

立ち上がったときに手すりが体よりも前にくるような位置に設置すると

楽に立ち上がれます。

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一般住宅のトイレは大体規格が決まっていますので、

体の大きい方や片麻痺の方もその点考慮しなければなりません。

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選び方のポイント☝️

使う人の高さに合っているか

使う人の身体状況はどうか

サイズや素材(木製や樹脂被覆製)、色は適切か

太さや形状は適切か

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使用される方が一番使いやすい位置で、

本人が握って使いやすい手すりを取り付けるのが基本です。😊

ですので手すりの位置だけでなく、形状、素材、太さ等も考慮が必要となります。

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マニュアル通りの設置になって、結果役に立たない手すりにならないよう、

施工業者など設置関係者に、要望をしっかり伝えましょう!(^▽^)/