ブログBLOG

SEARCH

住宅、建築、インテリアでかかせない「杉」🌲🌲🌲

今回は住宅建材でも多く使われている「杉」🌲について

お話ししたいと思います😊

.

杉の分布エリアは北海道の南部以南の日本全土、

日本だけの木(日本の固有種)です。

.

日本の中でもいちばん多く植えられている木でもあり、長寿の木でもあります。

人口造林されている杉がほとんどですが、

秋田地方や屋久島などは天然杉の産地として有名です。

.

ブランド「飫肥杉」「天然秋田杉」「北山杉」「立山杉」「吉野杉」「越後杉」「屋久杉」

.

同じ杉でも地域ごとに地方品種があり、それぞれに特徴を持っています。

例えば宮崎の飫肥杉は、軽くて油脂が多く耐久性に優れるため

船の材料として使われてきました🛶

.

杉は縄文時代後期から弥生時代(4000年~2000年前)は、

「スギの時代」といわれるほど急激に分布を広げており、

遺跡を調査すると縄文時代早期より使われていたことが知られています。

.

また杉には保存機能があり、

正倉院には奈良時代から1300年もの時を経て保存されている宝物も

実は杉の箱(唐櫃:からびつ)によるものです。

.

.

樹木には大気中の有毒ガスを吸収・吸着して空気を浄化する性質もあり

杉はその機能が顕著であることがわかってきました。✨

.

.

杉は高くまっすぐに育ち木目が直線的なため加工がしやすく

建具や構造材に多用されます🏠

また、その柾目は通気性の高さから寿司桶に、

柾目は防水性の高さから酒樽や船としても使われてきたり。

.

.

🌲杉の用途

構造材、造作材、など建築用材として最も多くつかわれ、

その他、床材、羽目板、建具材、天井板、電柱、割りばしなどに利用。

.

🌲杉の効果

調湿作用、上記の二酸化炭素やホルムアルデヒドの他、

オゾンや二酸化炭素などの宝物を劣化させるような物質を

吸着する機能がある。

.

〈人間も正倉院の宝物と同じように木に囲まれて生活していれば、

健康で長生きできるかもしれませんね😆〉

.

🌲杉の特徴・魅力

杉は全国どこでも手に入れやすい為安価で施工でき、加工性にも優れています。

空気を多く含んでいるため柔らかく、温かみがあります。🪵

フローリングは素足で踏んでも温かくて気持ちがいいので、

靴を脱いで家に上がる日本の様式にぴったりです。

.

調質作用があるのが特徴で、湿気の多い時期は水分を取り込み、

乾燥しやすい時期は水分を放出します。

どんな時期でも快適に過ごせるよう働きかけてくれます

日本には梅雨の時期がありますが、

そんなときでも杉を使った家なら快適に過ごせるでしょう。

.

杉は構造材だけではなく、無垢材としての床板、

お部屋に取り入れる家具やインテリアにも使われます。

日本人にとって馴染みのある木材でありますね。🪵

.

ちなみに無垢材として使用される代表的な樹木に、

スギやヒノキ、オークなどが挙げられます。

.

そして木が反射する光は、人に快適な光の反射率とほぼ同じであり、

眩しすぎず目にやさしいと言えます。

.

🌲杉の特徴 

「香り」

 ・杉は無垢材が一番よく香ります。

「断熱・保温性」

 ・空気の層が断熱効果を生み、熱しにくく冷めにくいという特徴をもつ

「優れた調湿作用」

 ・室内の湿度が高い時は吸湿し、乾いているときは放湿

「夏は涼しく、冬は暖かい空間」

「植林の木材で日本最多」

「比較的柔らかく加工性に富む」 

 ・空気を多く含んでいることから軽く、触れると温かみが感じられる

「真っ直ぐな繊維」 

 ・繊維が真っ直ぐなことで加工しやすいため、様々な用途で杉が用いられる

🌲杉の魅力

「香りによるリラックス効果」

 ・さわやかな香りを持ち、森林浴をしているような気分になれる

 ・血圧・脈拍・交換神経活動などを低下、自律神経の安定

「鎮静作用」

 ・安眠効果、抗菌や防虫作用

「経年変化による風合い」

 ・経年変化することで木目が濃くなり、独自の重厚感が出てくる

  (和風、ナチュラル、ヴィンテージなどのさまざまなインテリアの演出にも役立つ)

「お部屋の雰囲気が落ち着いた印象」

「軽いため家具に適している」

 ・持ち運びや移動がしやすい

「肌触りが良いので子供にも安心・安全」

.

.

日本だけの木「杉」は、いつも私たちの身近にある大事な資源であり、

有効に使っていきたいものですね。